ANA | IS JAPAN COOL? MUSEUM IN THE CLOUD

IJC MUSEUMは「世界中いつでもどこでも間近でアートを体感できる」ことを目指し、雲の上(=クラウド)上に作られた3Dバーチャルミュージアム。 草間彌生、束芋、天明屋尚といった、日本を代表する現代アーティストたちの、大規模な立体作品や、再制作困難な幻のインスタレーション作品を、世界最高水準の3Dスキャン技術や超高精細なテクスチャ撮影でデジタル・アーカイブし、WebGLを用いた3Dモデリングでオンライン上に展示空間を構築。ミュージアム内を移動し360°自由な視点で作品を鑑賞することができる。アジア最大の広告賞Spikes AsiaのDigital Craft部門でグランプリとBronzeを受賞。更に世界3大広告賞One ShowやWEBのアカデミー賞と言われるWebyy Awardsでも多数の部門でFinalistに選出された。

BACKGROUND

文化的コンテキスト

アート、それはその国の文化を映し出す鏡。それ故、旅行者にとって美術館を訪れることは、その旅の目的たり得る、重要な活動の一つ。 2020年開催予定の東京オリンピックを控え、日本を訪れる海外からの旅行者は年々うなぎのぼりに増加。一方、日本における「アート」は、まだまだその魅力を伝えきれてはおらず、訪日外国人旅行者のうち、日本滞在でアートに触れる人はわずか16%に留まっている。海外の人々に向け、日本が誇るアートやアート・トリップの魅力を知ってもらい、より充実した日本旅行を過ごしてもらうことを課題に、「アート」をテーマにしたプロジェクト、「IJC MUSEUM」を立ち上げることになった。
WHAT WE INVENTED

エクゼキューション

建築家の監修のもと実際にミュージアムを設計することから着手した。 建物のスケール感や質感、また展示空間としての機能性など実際の建築物と同様に設計し「雲の中=クラウド」上の3次元のミュージアムを作り上げた。 日本を代表する7名のアーティストのアート作品を展示するため、立体の作品は3Dスキャンでデータ化しそこに超高精細に撮影したテキスチャを貼り合わせることでデジタル空間に再現した。平面の作品も肉眼で見るよりも精緻に作品を拡大して鑑賞できる。また、作品の制作過程の様子や本人による作品解説などを映像で紹介しデジタルならではのアート鑑賞体験を実現している。 圧倒的な3D表現を可能にする「Web GL」を使用したことにより、ミュージアム内を自由に移動したり視点を360°上下左右に動かすことができ、まるでその場にいるかのような臨場感を実現している。また、日本の多くのミュージアムでは作品の撮影が禁止されているが、IJC MUSEUM内では全ての作品を自由に撮影しそのままSNSでシェアすることができる。
RESULT

リザルト

この「アート鑑賞体験をアップデートする試み」は世界的な注目を集め、IJC MUSEUMオープンのニュースは公開から10日間で世界60か国で600件以上の記事となり、5000件以上のSNS上のシェアを獲得。1000万PRインプレッションを集め、日本で最も人気のあるミュージアムの一つとなった。 日本政府観光局の発表によれば、2016年2月の訪日外国人旅行者数は前年同月比36.4%増の189万1400人に到達。今も多くの外国人旅行者たちが、日本の美術館を訪れている。