ENJIN 社員は普段、どんなことを ENGINE にして仕事に取り組んでいるのか!?仕事以外にかける情熱を深掘りインタビュー!(取材:文=和田瑞季)



今回語ってくれた人 コピーライターの戸谷早織さん




-今日はよろしくお願いします。

お願いします。


-さっそくですが、戸谷さんのENGINEってなんですか?

わたしのENGINEは、宇多田ヒカルです。彼女の歌う世界観にすごく影響を受けていて。


-いつからお好きなんですか?

音楽活動復帰後のアルバム『Fantome(ファントーム)』からですね。友人に、小学生の時から宇多田ヒカルが好き!っていう熱狂的なファンがいて。軽くアルバムの感想を聞いたら、「今回のはちょっと次元が…」と言葉を失うほど感動してたので、聴いてみようと思ったのがきっかけです。2016年ごろかな。


-どんなところがお好きなんですか?

哲学的なところですかね。歌もそうだけど、雑誌やインスタ、どこで話しても一貫して物事の本質をついた言葉をくれる。わたしにとっては、唯一無二の存在で。いろんなアーティストの曲を聞くけど、絶対に戻ってくる。もはや信仰に近いというか。この人を信じたいと思わせる力があるっていうか。


-わたしは宇多田ヒカルさんを深く知らないんですが、どういうファンが多いんですかね?

どうだろう。けっこう幅広いんじゃないかな。彼女の歌って、超社会的でありながら超個人的なんですよ。宇多田ヒカルって、日本のR&Bの走りみたいな人というか。弱冠15歳で出したファーストアルバムが今でも、日本で最高売上枚数を記録したっていう人。そんな鮮烈なデビューをしてからは、アルバムを出せば大ヒット。だから日本では”J-POPの歌姫”みたいな立ち位置になってるけれど、彼女は『時代や社会に向かって歌ったことはない。つねに部屋でひとりヘッドフォンをつけてる【誰か】に向けて歌ってる』と言っていて。今でも世代を超えて愛されるのは、そういうところにあるんだと思います。


-数々のアーティストがいる中、なぜ戸谷さんにとっては宇多田ヒカルなのでしょうか?

わたし、世代なんですよ。同じ世代を生きてきたからか、曲が出るたびに共感するんですよね。もちろんサウンドも好きだけど、なにより歌詞がすごくて。そのときどきの気持ちに、すとんとハマる曲をつくってくれるというか。




-具体的なエピソードはありますか?

じゃあ最近リリースした、“One Last Kiss”という曲を例に取りますね。この曲は『喪失』がテーマなんです。でも、ただ「失うって哀しいね」って話じゃなくて。「失う」って何か、から考えさせられる。そうして何回も聴いているうちに、喪失とどう向き合い、受け入ればいいのか、がわかってくるんです。何も失わない人生なんてないじゃないですか。これからも私は生きていく中で、いくつもの喪失の瞬間に立ち会う。そのたびにきっと、再生したくなるんだろうなと。そういう、消費されるんじゃなくて、普遍的な曲をいつもリリースする。毎回ですよ?(笑)そんなこと、並大抵の精神力じゃできない。


-彼女の精神性に強く惹かれてるんですかね?

そうですね。道しるべみたいな存在かもしれないです、わたしにとって。“One Last Kiss”を聴くと、忘れられないものは忘れられないし、その(忘れられない)感情とともに生きていってもいいんだって思える。あとは単純ですが、彼女がいつもすごい曲を出し続けるから、わたしもがんばろうって励まされます(笑)。だからわたしにとって本当、宗教みたいなかんじ。信仰です(笑)


-なるほど、信仰ですか。

今って多様性の時代で。いろんな解釈や考え方があってもいいよね!っていう時代じゃないですか。でも、いろんな価値観が受け入れられているがゆえに、何を信じて生きていけばいいかわからなくなる。そういうときに、「こっちかもよ」って言ってくれる人がいると、生きやすくなるというか。いろいろわからなくなっちゃったときに、ひとつの道を示してくれる人がいると、救われるというか。


-戸谷さんの価値観の基盤なんですね。

そうですね。盲目的な信仰というよりは、やっぱり道しるべ。「自分を知ることで、自分を愛すること」の大切さを教えてくれる人ですね。そういう人が船頭を切って道を指し示してくれると、「大丈夫かも」と思える。エネルギーをもらってる感覚に近いです。


-まさにENJINの“ENGINE”ですね。

(そこに)たどり着いちゃいましたね(笑)彼女がいると人生が豊かになる気がします。


-すごく素敵ですね。ありがとうございました!




今回は、「自分の道を信じるためのENGINE」を胸に宿すコピーライターのお話でした。次回はアカウントサービスの増田さん。どんなことをENGINEにしているのか、乞うご期待です。