日本赤十字社 | 2016年度赤十字運動月間

人がいま、試されている。

BACKGROUND

物理的な距離が遠いと、心理的な距離も遠くなりがちになる。

日本赤十字社が毎年行う活動強化月間の2016年度広告キャンペーンを猿人 | ENJIN TOKYOが担当。 貧困によりアフリカの子どもたちが飢えていること、受け入れ先で飽和状態になっている難民の人々がいること、自然災害により普段の生活が送れない人々がいること。 こうした世界中で起こっている出来事に対して、ニュースとしては知っていても具体的な行動として支援までしている人は多いとは言えない。 日本赤十字社では、支援活動に対する募金を募っているが、より多くの人々に自分ごととして日常生活の中でふと立ち止まって考えてもらう必要があった。
WHAT WE INVENTED

頭だけではなく、心で理解してもらうメッセージ。

世界中で、貧困や災害で困っている人々がいる。それは誰しもが知っていること。 しかしながら、実際に支援する行動にまでは多くの人が至っていないことに正面から向き合い、自分ごと化してもらうメッセージを開発する必要があると考えた。 我々が着目したのは、多くの人が平和な日常を送っているまさに今、起こっている出来事だということ。 その接点は、「おなじ空の下で起こっていることであり、距離は違えど私たちの日常とつながっている」ということ。 TVCMでは、具体的な距離と早回しの映像で、日常との連続性を可視化して表現。 グラフィックでは、報道写真のような現地の写真とキャッチコピーのシンプルな構成で表現。 「人がいま、試されている。」という本質をつくメッセージで、支援活動の自分ごと化と、具体的な募金を募るコミュニケーションを行った。
RESULT

統合的なコミュニケーションで支援活動に貢献。

TVCM、ポスター、パンフレット、WEBサイト、バナーへ展開などマス広告だけではなく、コミュニケーション上重要な役割を持つ地方自治体のコミュニティでもしっかりと機能するツール作りも行った。 気づきを与えるだけでなく、実際の行動までを見据えたコミュニケーションを行うことで支援活動に大きく貢献した。