WORKS DETAIL
こどもの野菜嫌い克服に、挑む。
- CATEGORY
- 統合マーケティングコミュニケーション, ブランデッドコンテンツ, PR / 社会課題
受賞歴
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AD STARS Direct部門、Health Care部門、Education部門|FINALIST
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ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS FINALIST
DETAIL
BACKGROUND
96%の親は、子供に野菜を食べさせるのをあきらめた経験がある。
幼い子供はまだ味覚が定まっていないこともあり野菜の苦味や食感がニガテで、家庭での料理を拒否することが非常に多い。また、96%の親は子供に野菜を食べさせるのをあきらめた経験がある。これは日本人に限らず、世界中の食卓で日々巻き起こっている光景でもある。 料理を作る親達は、野菜をすりつぶしたり、味付けを濃くしたり、あの手この手で食べさせようと試行錯誤を繰り返すが上手くいかずに悩んでいる。それによって、スーパーマーケットに足を運んでも野菜を買うことに躊躇する親が数多くいることが、隠れた食育の問題として明らかとなっている。
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WHAT WE INVENTED
美味しいと決めるのは、100人の子供たち。
子供達は野菜がニガテ。親達は子供に野菜を食べさせようとしても、野菜だけ残されてしまったり上手くいかず悩んでいる。 そんな世界中の親の困りごとを解決するため、「絶対に子供達が食べたくなる野菜料理を作り出す」ことを目的に、実際に100人の子供を集めて「80%以上が美味しい」と認めたレシピを認定することに挑んだ。子供に野菜を食べさせたい親と、ニガテな子供達のミスマッチを解決することを目指した食育のプロジェクト。 テーマ野菜をにんじんとブロッコリーに定めて、料理家と共に6つのレシピを開発。こどもの支持率が80%を超えたレシピは、動画やWEBサイトまた全国330店舗の野菜売り場でレシピカードとして展開。合わせてスーパーマーケットの店内で子供向けの試食も実施。日本中の親達の困りごと解消に貢献することとに繋がった。
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全国のSEIYU330店舗でレシピカードを展開。
子供の食育を専門的に取り組んでいる料理家と共にレシピを開発し、改良を繰り返し6つに絞り込むプロセスを踏んだ。本番では、100人の子供が集い開発した料理をワンスプーンで試食し「美味しい」か「ニガテ」かを投票。「80%以上が美味しい」と認めた野菜料理を作り出すまでのプロジェクトを動画で公開した。 WEBサイトでは開発された6つの料理のレシピを公開しそれぞれの支持率も97%、88%など正確に告知している。また、こどもの支持率が80%に届かなかった不認定のレシピも公開することで、広告的な演出ではなく、本当に実証したことを示している。 全国330店舗の野菜売り場では、ブロッコリーやにんじんの隣にレシピカードを設置。野菜を買うことを躊躇している親達は持ち帰って、そのまま家庭で再現することができる。更に、店頭では開発したレシピを子供達が試食して、美味しいかどうかを投票できるようにした。
RESULT
野菜の売り上げが、二桁増加。
開発したレシピのこども支持率は、にんじん料理は97%、90%、90%、ブロッコリー料理は88%、87%、78%という結果となった。 公開からTVのニュース番組や新聞、オンラインニュースなどで話題となり、244件の記事の掲載により1億5200万インプレッションを獲得した。プロジェクト動画は3日間で60万再生回数を超えた。 オンライン上でも、実際に家庭で料理を作った親達の感謝の声が多く溢れ、日本全国のSEIYU店舗の野菜売り場に設置されたレシピカードは30万枚が1ヶ月で無くなった。また、店内では3000人を超える子供達が開発された野菜料理を食べて、美味しいかニガテかの投票に参加した。その結果、最終的な支持率は90%を超える結果となった。 SEIYUのブロッコリーの売り上げが二桁増加し売り場から消えて無くなるという現象が起こった。また、野菜全体の売り上げも10%以上増加した。
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