2022年度グッドデザイン賞において猿人|ENJIN TOKYOが企画・制作を手がけた、Googleの【Ado】夜のピエロ 360° MV [アド]が受賞しました。
本作品は、Googleの新プロジェクト“I Display music.”の一環として制作され、YouTubeの 360 度全方位動画機能 を活用し、360度に散りばめられたファンアートを360度の角度から視聴できる臨場感溢れるミュージックビデオ。スマートフォンのYouTube アプリで視聴すると、まるで「夜のピエロ」のミュージックビデオの中に入り込んだような感覚を楽しむことができます。(高画質モード推奨)
ミュージックビデオでは、ユーザーによって作られたコンテンツ(UGC – User Generated Content)を多く生み出すアーティストAdo の魅力を伝えるために、ファンの方から「夜のピエロ」にまつわるイラストを一般募集し、Adoart (ファンアート)がMV内に登場しています。Adoart によって公式ミュージックビデオが制作されるのは今回が初の試みで、ファンと一緒に作った初めての作品となっています。
<受賞作品>
▼ 【Ado】夜のピエロ 360° MV [アド]
https://www.g-mark.org/award/describe/54319?token=Z1DZmWEI60
審査委員の評価
まさに時代が生んだミューズのプロモーションとしてふさわしいMV。二次創作カルチャーと密接に結びついたアーティストだからこそ、すべての二次創作クリエイターをリスペクトする意識がベースとなっていて、その点がなんとも心地いい。単にデータを集めるだけならこれまでにもあるが、それをネオ渋谷という舞台設定のもと、すべてを360°で体験するレベルにもっていったことが高評価につながった。どこか退廃的な空間は、ともすればありきたりになるところを、一人の少女の背中を追いかけ続けるという演出で没入感を増しているのも素晴らしい。
▼本作品は下記よりご覧になれます。
https://enjintokyo.com/works/ado360/