猿人の IT 担当として、社員の毎日を支える石井優香理さん。
なぜこの仕事を選んだのか、その一端が見える本との出会いを聞きました。 (取材:文=和田瑞季)
-この本を選んだ理由は?
「みんなと同じじゃないといけない」と感じていた少女時代。当時この本に出会って、〈ちびまる子ちゃん〉のようなみんなに愛される作品を描き続けてきた作者がここまで思い切った作品を出したことに衝撃を受け、「自分らしく生きていいんだ」と思えるようになりました。
-この本の好きなところは?
まず、なんと言ってもただただおもしろい。ネガティブな話題もエンターテイメントとして昇華されているのが素晴らしいし、周りの目を気にせず、自分の感情を素直に表現できる強さが羨ましくなります。また、一編がとても短いので、悩んだり切り替えたいときにさっと読んでエネルギーをもらえるところも大好きです。
-この本があなたの仕事や人生観に与えた影響は?
この本をきっかけに、幼いながらにはじめてものづくりの向こう側に人がいることを実感しました。ものづくりに携わりたい、ものを作る人を支える仕事がしたい。そのときに芽生えた気持ちが、今の仕事につながっているんだと思います。
-あなたにとってこの一冊は?
深く考えるきっかけにも、考えすぎの切り替えにも役立つ『思考のスイッチ』
writer:和田瑞季