JNTO JAPAN – Where tradition meets the future

WORKS DETAIL

日本人と欧州人の感性を融合させ、日本をブランディング。

CATEGORY
統合マーケティングコミュニケーション, ブランデッドコンテンツ, インバウンド / 観光プロモーション

受賞歴

  • NEW YORK FESTIVALS FINALIST AWARD
  • ONE SHOW Moving Image Craft部門 CINEMATOGURAPHY|MERIT
  • ONE SHOW Moving Image Craft部門 EDITING|MERIT
  • ONE SHOW Moving Image Craft部門 SOUND DESIGN|MERIT
  • SPIKES ASIA FILM CRAFT部門 EDITING|SLIVER
  • SPIKES ASIA FILM CRAFT部門 SOUND DESIGN|BRONZE

実績紹介

DETAIL

BACKGROUND

テーマは、欧州における日本ブランディング。

本プロジェクトでは、JNTOとして初めて欧州15カ国を横断して行う大規模プロモーションであり、中長期を見据えた事業であったため、欧州において普遍的で、耐久性が高いコンセプトを開発する必要があった。 そこで、我々は定量調査と定性調査から、欧州における日本旅行に関するインサイトを探ることから始めた。 定量調査からは、欧州からの訪日旅行者は中国やタイと比べて半分にも満たず、アジアの中でも5位にすら入っていないこと、その主な原因として日本の情報にふれる機会が少なく何を体験できるのかがわからない、という課題が挙げられた。 こうした定量調査から導出された課題や解決の切り口を検証すべく、英国・ドイツ・フランスにおいて、現地の方を対象にした定性調査(グループインタビュー)を行った上で、コンセプトを開発するに至った。

WHAT WE INVENTED

すべての表現物のコンセプト。「伝統と革新の融合」

定量調査および定性調査により導出されたファインディングスは、ある意味、驚きに満ちたものであった。 なぜなら、当初調査の仮説として設定していた「伝統と革新のカオス」というキーワードが、何の誘導もなしにほとんどの現地の方の口から出た日本の魅力を表す言葉であったからである。 我々は、これらの気付きを「伝統と革新の融合」というコンセプトに精査・集約し、そこに豊かな自然や人のおもてなしなどが加わることで、日本でしか体験することができない魅力となることを規定。本プロジェクトで制作したすべての表現制作物を、このコンセプトを元に開発した。

日本人と欧州人の感性を融合したブランドムービー。

本プロジェクトでは、コンセプト開発から、ムービー、WEB、グラフィック、イベントブース、ノベルティまでをトータルで企画・制作を手がけたが、中でもムービーにおいては、日本人の感性と欧州人の感性を融合させることで、広く欧州人に受け入れられる表現を目指した。 具体的には、日本のクリエーターとドイツ人映像作家がコラボレーションすることによって、日本を深く理解し主体的に捉える内側の視点と、日本を異国として客観的に捉える外側の視点がぶつかり合い、東京・京都・熊野・伊勢など全45ヶ所に及ぶシーンを3分間の動画に凝縮。 結果として今までに見たことがない日本の姿を浮かび上がらせた。 技術的な趣向を凝らした点としては、伝統・革新・自然など尽きない旅の魅力を表現するため、タイムラプスやハイパーラプスなどの撮影技法を駆使。 矢継ぎ早に目の前の景色が切り変わる編集をすることで旅人の視点を再現し、共感性が高い映像表現に定着させた。

ふれると撮影地がわかる、インタラクティブムービー。

観光動画の永遠の課題、それは、せっかく動画で興味を惹いたとしても、そこで描いている場所や文化がどのようなもので、どうすれば体験できるのかわからないということ。我々はこの課題を解決するため、登場するすべてのシーンの詳細情報を知ることができるインタラクティブムービーを開発した。WEBサイト上で流れるブランドムービーはクリッカブルになっており、気になったシーンにふれると名称、住所、概要、静止画が表示される。このような技術を活用した、ブランドムービーと一体となったWEBサイトは過去に類をみないものであり、 旅行地の興味喚起だけでなく、理解促進を図るコミュニケーション手法として非常に有益であると考えている。 ちなみに、WEBサイトは英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語の欧州主要5言語対応となっている。

RESULT

世界580以上のメディア掲載、約1億6,000万円超の媒体価値を獲得。

ブランドムービーの再生回数が累計1,600万回を突破する等、欧州で大きな話題となっただけでなく、世界580以上のメディアに掲載。 Facebookでは80,000Like、67,000Shareされ、SNS上でも大きな話題となった。

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